• 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site

詩央里official web site

2020/09/09

MV撮影記録

これまで制作したことがなかったミュージックビデオ。MV。
今回が初めての経験でした。

これまで曲は書いてきたけど、映像ありきで曲を書いたことがなかったので、
MVを作りたいと思ったことも特になかった。

でももし曲の中にある言葉が、自分の目の奥にある曲の中の景色が、視覚的にも一つの表現となったらそれってもしかしてすごく素敵なのでは………..と思ってMVをつくることを決めました。

そう思い始めたのは確か昨年の終わり頃。

そこからすぐに動き出してすぐ今年初めに撮影予定でしたが、
撮影3日前に突然全てキャンセル。

悲しかったし、準備していただけに凹み、一瞬全部嫌になった。
でも色んな人の助けにより、昨日無事に撮影して帰ってこれました。

結果オーライ!ではあるけど、人生色々あるね!…….とはまだ言いたくないな。(笑)

昨日の撮影場所は栃木県。

ワンマンライブや撮影の際、お守りのような存在でいてくれているヘアメイクのさみこさん、そして数日前に一緒に行くと言ってくれたかをりんとしんやさんと共に。

現地での集合時間が早めだったので、忙しい中早朝から集まってくれたお三方に感謝。

しんやさんの運転してくれていた車の中、ワクワクしながら向かいます。

寝不足なお三方だったのに、行きの車はめちゃくちゃ活気に溢れていました(笑)
楽しかった〜

でも笑えないくらいの大雨。もう、仕方ないね。

現地到着。

これまでメールで打ち合わせをしていた監督と初めて直接お会いしました。
初めましての瞬間はいつも緊張します。
気さくな方で嬉しかったなぁ。

すぐにさみこさんによる魔法のヘアメイクタイム。
1時間半かけてしっかりフルメイクしてもらいました。
いつも私の脳内イメージを再現してくれてすごい。
しあわせ〜

大好きなヘアメイクさんが栃木県までご一緒してくれるなんて有難すぎてやばいです。

と、順調に晴れていたのに撮影始まる時間に合わせて信じられないくらいの大雨。

監督に「もしかして、雨女とかですか?」と言われた時はなんかもはや誇らしかった。

野外撮影が殆どだった中、横殴りの雨の時の徒歩移動は修行っぽかったな。

最初から最後までさみこさんがこの状態で隣にいてくれて。
心強すぎるでしょう。

大雨が降ったかと思ったら止んで日が差したり、曇ったり。
目まぐるしく変わる雲の表情がとても魅力的でした。

あたり一面に広がる緑と、そこに吹く風と太陽の光、雨の匂いと草木の揺れる音。
自然の呼吸を感じたような気持ち。

ずっと見ていたい景色だった。

自然の中での撮影もあれば、高い場所が好きな私でもハラハラするようなハシゴを登って行く建物の屋上や小道でも撮影。
どんな場所もカメラに収まると曲に溶け込む絵にしてしまうんだからすごい。

移動して撮影、を繰り返し無事に全シーンを撮り終えました。
色んな景色を感じた1日。

天気も目まぐるしく変わって移動とかは大変だったりしたけど、そのおかげで何日もかけて撮影したみたいになってるね!ってさみこさん。

表現したかったのは、何もかも意味を持たない世界。だから美しい世界。

私は監督に曲の細かい背景の説明等はあえてしていなくて、監督が曲を聴いて受け取ってくれたものを表現として曲と共に作品にできたら嬉しいなと思っていたけど、撮影段階で既に色々と想像を超えてて感動した。

完成と公開は10月中を予定。
とても楽しみだけど緊張もする。

かをりんとしんやさんと合流し、みんなでご飯と温泉。
少なくなってたHPがほぼ全回復しました。

温泉好きだ〜。毎日入りたいよ〜。

帰りもしんやさんが運転してくれた車の中、目も頭もぱっちり冴えてずっと窓から外を見てた。

東京に近付くにつれて増えるビルと街の光を見て、帰ってきたなぁと感じると同時に今日この日が終わってしまう寂しさが凄かった。

あ、昨年の5月に私にとっての東京を短い言葉にしたんだけど、その言葉たちに白石なるくんが音楽を乗せてくれた曲があります。
もう少し温めてから、ステージで歌わせてもらお。

車の中でうとうとしてたのにサービスエリアに着くととたんに元気になる方々がなんか愛おしくて後ろから盗撮。

夜風が気持ちよかったなぁ。

自分のつくりたいものをつくること、大きな力を貸してくれる人がいてくれること、本当に有難いです。

つくる人間であり続けたいとまた一層強く思った一日でした。