• 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site

詩央里official web site

2023/02/18

2.17

帰る日。
来た中で一番の晴れ。
お昼すぎの飛行機。

おじいちゃんに孫飯つくろ!と思ってちょっと早起き。
お好み焼きつくる。
私がつくるお好み焼きは、どっちかと言うとキャベツ焼きってくらいTheキャベツ。
キャベツが好きだからな!

これまで一度もご飯作ってあげたことなかったな、そういえば。
だから初の孫飯。

おじいちゃんはちょっと調子良くなさそうで静かに座ってる。

いつもより極端に口数が少ない。

別れが近づくと口数が減るのも、おじいちゃんから受け継いでるのかぁ。

突然だったけど顔見れて嬉しかったよってポツリと言われたのがなんともおじいちゃんらしくなくて、言葉にしようとして言葉にしたんだろうなぁ。

いつもより調子良くなくて食べるのもちょっと大変そう。

でも、うまいぞこれって言う。
今全部食べれないけど、あとで全部食べる!て言ってた。

母は、これめちゃくちゃキャベツじゃんって食べてた(笑)

お別れタイム。
平然を装うけど、多分全然装えてない。

後ろから両肩に手を置いて「元気でね」て言うのに精一杯。
一度涙が出てしまえば止まらなくなるよねぇ。
そのままタクシー乗っておばあちゃん家も挨拶に寄る。

「ライブ活動頑張ってねーーーーーーー!」て手を振り続ける姿にまた泣く。

空港着いてチェックイン。
ふと鏡に写った自分の顔みてゾッとする。
鬼みたいな顔してた。

小さい頃、北海道から帰る時に大泣きするのは自分が子供だからだと思ってた。
いつになったら大泣きせずに帰れるんだろか。

あ、そうだこんな時に聴く歌を書いたじゃないか!
ってイヤホン取り出して碧に溶けるを聴いてみる。

涙止まるどころかもっと泣けた。
だめだ。

満席だった行きの飛行機だったけど帰りは空いてた。
空いてる飛行機は最高。
進撃の巨人観たり、ブログ書いて泣いたり。
持ってたポケットティッシュが全然足りなくて次からたくさん持ち歩こうと思った。

東京着。

別れは毎回これでもかってくらい苦しいけど、やっぱり貰ってるエネルギーが半端ない。
これまでもこれからも生き方を知らず知らずのうちに沢山導いてくれた大事な存在にまた会いに行こう。

会いたい人には会えるうちに。
生きてるあいだに。