2025/03/28
色々うまくいっててイケイケな時よりも、悩み沈んでいる情緒不安定な時の方が歌に入り込めるし曲が書けるのはもうなんというかお決まりなんだろうか。
心動きまくる日になる予感はありまくりだったので心の準備はしていたものの、想像を超えすぎてて食らいまくっている。
ライブ記録というより感情記録になりそう。
3.26(水)
音楽ラバーのたまりbar@両国SUNRISE
Mudiaさんとパノラボさんの共同企画のイベント、第一回目。
平日ど真ん中に企画、チャレンジャーの極みだ……!
久々のTheバンド箱にときめいてしまった。
パノラボさんとは一年以上ぶりの再会。
ボーカルのayaさんは術後でお休み中だったけど、観に来ていてちょっとだけ話せた。
来月のこの企画にて復活とのこと。
MCに演奏に走り回るパノラボさん、
どんどん進むステージ、
リハから終演まであっという間な一日。
今回は自分のステージの時間と、パノラボさんと共にカバー曲を演奏する!という企画内容。
事前になんの曲がいいかリクエストを聞いてくれて丸一日考えた。
考えれば考えるほど、ひとつの答えに行き着いてしまう。
でもさすがに言えない。
言うにしてもどんな言葉を使って言う?
いや、でも。言おう。
もしかしたら嫌われるかもしれないけど言葉を尽くして言おう。
そして、なんと快諾メールを受け取って嬉し泣き。
そこからまゆたまさんの「真っ白」と真正面から向き合う日々がはじまったわけです。
まゆたまさんというのは、今のパノラマとラボラトリーのDr.坪井さんとPf.珠美さんと当時のVo.繭仔さんのバンド。
忘れもしない、渋谷クワトロで観たまゆたまのステージ。2018年8月23日。
息もできないくらいの衝撃を受けた。
衝撃レベルが、人生で見た全てのライブの頂点にあった。
高さのあるステージを全身硬直しながら見上げてた。
雲の上の存在。
ただひたすらかっこよかった。
あんなやばいステージしておきながらVo. 繭仔さん、一緒に路上ライブとかしてくれちゃうの。
気さくすぎる。
何度か一緒に歌ったのは寒い季節だったなぁ。
もっこもこに着込んで歌いに行ってた記憶。
毎回絶対路上でも歌ってた、「真っ白」。
初めて出逢ったライブでも、でっかいステージでも、路上でも絶対に歌ってた曲。
私にとっても勿論思い入れありまくりな曲。
中島みゆきさんの「ファイト!」を竹原ピストルさんがライブでカバーする時「自分で書いた曲のように歌いたいと思います。」と言って歌い始めた映像を見た時リスペクトの極みだと思った。
私にとっての最上級のリスペクトを込めて準備したい。
「真っ白」の歌詞をひとつひとつ書き出して、繭仔さんはどんな想いの上でこの言葉を書いたのか、私はこの言葉にどういう意味を乗せて歌おうか。
音源とライブ映像を研究して、
歌い方と息の混ぜ具合研究して、
坪井さんと珠美さんのサウンド聞きまくって。
自分の歌い癖は一旦置いて真似してみたり。
練習中にふと色んな景色が蘇って泣けてきたりして「あぁ、私今も寂しいって思ってるんだな。」って気付いたりもした。
公演全体の練習をしまくる、なら通常運転だけど1曲とこんなに集中的に向き合ったのっていつぶりだろう。
迎えた当日。
リハーサルで合わせた瞬間からもう胸がいっぱいでもう、ね、言葉にならない。
坪井さんと珠美さんがこの選曲を喜んでくれたこと、それが言葉だけじゃなく音でも言われてる気がしたこと。
音楽って、音のアートとして単体で美しいと思うのだけど人の想いが乗ったりストーリーと共に鳴ることでその力が何倍も増幅してしまうよね。
もう勘弁してよってくらい揺さぶられてしまう。
終演後ご来場してくださっていたまゆたまのファンの方々がお声がけしてくれて嬉しい感想を伝えてくれた。
自分としては色んな強い想いを込めて歌わせてもらったけど、その曲を愛してきた方々に受け入れられるかどうかは別。
それでもやりたかったからやらせてもらったけど、その結果あんな言葉まで貰えて震えるほど嬉しかった。
そんな日の弾き語り熱量も当然上がりまくるわけだ。
20分ステージ。
遠方から駆けつけてくれるヒーローなお客様も居てくれてるのと、脳内妄想をステージに落とし込むには長尺ステージが必要だから3-4曲ステージってほぼない。
んだけど、昨日を経て、なんか、3-4曲ステージもたまには良い気がしてきた。(笑)
沢山演奏するなら絶対できない熱の入れ方で弾けて、歌えるから。
いや、15.16曲歌う時に力分散させてるかって言ったら全然そんなことないんだけど。なんか。
4曲で完全燃焼する演奏をした。
もうちょっと演奏したかったな〜とか思えないくらい。
あと、Theバンド箱好き。
今回初めましてだった共演者のたがわここさん、奥村慎也さん、祈世麻里さん。
人見知りやめたら新しい扉どんどん叩けて楽しい。
ステージ観ながら楽しすぎて酒が進みすぎた。
この感じはあの日によく似てる、2023年9月9日の川崎CLUB CITTA’アティックでのライブ。
ステージの上の出来事が大部分を占めるけども、それと客席から跳ね返ってくるエネルギー、共演者と関わる時間と、控え室での空気、それまでの準備期間が合わさってその日がつくられたものが最高値に行っちゃうこの感じ。
あ、あの演者にドリンクあげるよチケットシステムとっても良かった!
ドリンクプレゼントしてくれた方ありがとうです。
ライブ後の酒の美味さは異常。
大好きなリスナーに会えて、初めましての方にCDも持って帰って貰えて、気持ちの良い音を沢山浴びて、沢山心が動いて。
演者として参加したけど、この日に立ち会えたことが心から嬉しい。
この日のことをこの先の未来で何度も振り返るんだと思う。
しあわせ。
可愛いプレゼントたちも!
ありがとう。
この余韻しっかり引き連れて、2週間後の単独公演に気持ちを向ける。
ねーる!