• 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site
  • 詩央里 official web site

詩央里official web site

2021/12/08

「何度も出逢いたい」MV撮影レポ

約3年半続けているSHOWROOMの毎日配信。

SHOWROOMではイベントが日々たくさん開催されていて、その中で大きなステージへの出演権をかけたものやMV制作権を獲得もの、音楽系のイベントも多くあります。

リスナーさまから投げてもらうポイント数で順位が決まるものが殆どで、中には実際に審査員が配信を見て回って選ばれるものもある。

SHOWROOMで1位を獲得するって本当に難しくて、過去52個のイベントに参加してきましたが、その内1位は6回。
いや、6回もあるのがすごいんだけど。
それ以上になかなか勝てなくてもずっと信じて応援し続けてきてくれてるリスナーさまがすごい。

画面上で配信者も一緒に走るリスナーさまも脅威の頑張りが日々が繰り広げられてる。
配信とかあんまり見たことない人からするとびっくりするような世界だと思う。

そんな中で獲得したMV制作権。

私自身初めてのMVは「ただ在るだけ」という楽曲で、MVの凄さを知りました。
曲の中にある思い描いた色んな風景が映像化すること、それからMVを通じて色んな方に出逢えたことが想像を超えてた。

「何度も出逢いたい」という楽曲は、昨年のワンマンライブのアンコールで初めてうたった歌。

ライブに来てくれた人の背中に向かって伝えたかった、ありがとう以上の言葉を探して見つけた言葉が曲になりました。

でもこれはライブ会場での出来事だけではなく、家族や、友人、誰でも持っている日常、色んな人や色んな場所で湧いて起こる感情だと私は思っています。

それを映像で表現したい、というのが今回の制作のテーマです。

事前に打ち合わせをし、監督からのシナリオを元に再度打ち合わせ。
シナリオや映像の魅せ方について、監督さんやオーガナイザーさんと一緒に私も話し合って決めた内容が多かった。
悩む時間も多かったのもあり、割と直前に日程と会場が決まり、すぐに先日ワンマンでヘアメイクを担当してくれたANRIさんにダメ元で連絡。
どうにかお仕事を調整して駆けつけてくれることに。。。。泣く。

MVのメイキング映像もきっとリスナーさん楽しんで貰えるよなぁ、としんやさんにも連絡。
快諾してくれました。神。

撮影前日にはANRIさんと打ち合わせ。
楽曲についてのことや楽曲ができた背景、そこに乗せている想い、普段大事にしている言葉などを一通り質問してくれたのち、私が話した内容を元にイメージをつくってきてくれると伝えてくれた。

迎えた当日、私は相変わらず派手に電車乗り過ごしたりしてバタバタと会場入り。

今回のイベント主催者さまであるSHOWROOMのオーガナイザーさんの代表の栗原さんと、監督、照明の方、そこにしんやさんとANRIさん、私の6名で撮影は進みました。
ANRIさんが持ってきてくれたお団子を頬張りながらヘアメイクしてもらってる写真がなんともあれだった。美味しかった…………

ヘアメイクは1時間以上かけて丁寧にやってくださるのですが、その間色んな話をします。

ANRIさんが何かを生み出す人に憧れていると話していて。
私の活動についてもなんでそんなに新しいアイディアがたくさん浮かんでくるの?って言うのだけど、誰かの想いをヘアメイクで表現するって既にめちゃくちゃもう生み出してると思った。

そんな話をしている中撮影チームは、照明や撮影する角度など熱い打ち合わせをしてくれていました。

自分の作品のために色んな人が一生懸命になってくれている姿に胸が熱くなります。

まずは屋上での野外シーンからの撮影。
当日は雨は降らなかったものの、とても寒い日でした。
衣装はぴらぴらのワンピースにしていたのでそりゃあ、寒い。
でもみんな外に出て、見守ってくれていました。
カットがかかるたびに私の上着を抱えたANRIさんが飛んできて私に着せて「寒いね寒いね〜〜〜〜」って肩をギュッてする。
惚れちゃうでしょう、ねぇ。そのお気遣いに寒さも吹っ飛ぶわ。

風で崩れる髪型もギリギリまで毎回セットしてくれてました。

上着を着たり脱いだり繰り返しまくっていたせいか、私が静電気マンへと化してしまってANRIさんが私に触れるたびにバッチーーーーーーーーーン!となるように。
2−3メートル先にいるしんやさんも「え?」って振り向くくらいの静電気。
静電気こわい。

撮影時には私の楽曲を流して私がそれに合わせて歌いますが、風で音がかき消されてしまうのでオーガナイザーさん代表の栗原さん自ら音が聞こえるようにスピーカーを持って私の動きに合わせてついてきてくれたり。

しんやさんもどのシーンも逃さないようにずっと重いであろうカメラを抱えて撮り続けてくれてた。

監督さんも映り込む背景や、カメラワークをたくさん試行錯誤しながら進めてくれていて、撮影監督によってやり方も進め方も全然違うんだなぁ、と当たり前なことを感心していました。
前回の撮影はたくさんの場所へ移動しながら撮った映像、その場その場でカメラに映り込んだ一発勝負の映像が作品になった感じだったから。

後からANRIさんがあんなに寒いのに撮影はじまると寒さを感じさせないのすごい!って言ってくれたけど確かにカメラ回ってる時だけは歯ガタガタしたり震えたりしなかったの不思議。

寒すぎの野外撮影は約2時間くらいで屋内撮影に移動。
これまたそこにいた全員が「素敵……」と言ってしまう程の空間が作られていました。

魅せるために計算され尽くした空間すごく好き。

ANRIさんがスターチスというお花をアレンジしてくれた髪に添えてくれた。

楽曲への想いを聞いて、このお花の持つ花言葉「永遠」を選んでくれたんだって。

私の歌唱シーンの撮影だったこの日、これだけでも想像を超えたものが完成しそうでドキドキした。

後日、この楽曲の物語となるシーンの撮影が始まる予定。
役者さんが入っての撮影は初めてなのでとっても楽しみ。

改めてこんな機会へとたくさんのエールで繋いでくれたリスナーさまへ心から感謝。

撮影が終わり、バタバタとコバスタへ移動。
しんやさんが歌配信するならコバスタで準備しておきますと提案してくれました、神。

無事に配信も終わり、急ぎ気味に激辛唐揚げ食べて、途中まで車で送って貰って終電にこぎつけたのに結局乗り換えミスで終電を逃し家族のお迎え待ちというなんだかいちいち濃厚な1日。

お迎え待ちの寒い外、駅の前でぼーっと道ゆく人たちを眺めてました。
酔っ払ってとんでもなく愉快な人たち、別れを永遠に寂しがってるラブラブなカップル、仕事終わりであろう疲れた顔のサラリーマン。

なんか色んな人の日常を覗き見したような気分。
こんなじっくりぼーっとしたのも久々でなんかほっこりした。

持って帰ってきたお花たちがその日の余韻を守ってくれてる感じがした。