2024/06/01
先月、久々に路上ライブしにいきました。
自分の始まりの地である錦糸町。
久々過ぎて、色んな感覚を思い出しました。
その記録ブログ。
一昨年末くらいから全てのライブに対しての意識を変えてみた。
もっと作り込むには、もっと濃く、この日だけの特別をもっと、とか。
本数は減ったものの自分にはこれが合うなって思ってるけど、路上ライブとの感覚の違いはさらに大きくなってた。
人通りの多い、駅付近。
常に人が通り過ぎていく。
過ぎ行く人の足を止めたい、って気持ちが全面に出る。
野性的な自分が一番目覚める時。
本性はもしかするとこっちかも。
聴くモードで居てくれるライブハウスで歌う時は、とにかく曲に集中する。
入り込めれば入り込めるほど良い。
無意識的なものを含めてこの言葉をどう歌うか、どの強さで押し出すか、を考える。
に対して路上ライブ、そういうことはほぼ考えてない。
小さいスピーカー、もしくは生音で目の前に見えてる背中に向かって、届け!と歌っている。
時として本当に届いたりする瞬間があってそれがたまらなく嬉しい幸せの瞬間。
路上はカバー歌うのがいいよ!って言う人も多い。
知ってる曲の方が足を止めてもらえる可能性が上がるのは勿論そう。
でも、それで足を止めて貰ったとしてもそれは私の力なんだろうか。
曲の力だと思う。
カバーを歌うのも大好きだけど、路上は自分の曲を歌いたい。
誰にも知られてなくても、届くのか。
自分がつくった曲の中にそんな力があるのかを行く度オーディションのように歌ってみたい。
前に立ち止まってくれた方が「歌詞カードはありますか?」と声をかけてくれた。
私にとってその言葉は、曲の中の何かが届いた証みたいでとてつもなく嬉しかった。
6月も歌いに行く予定。
天気がいい日に。