仕事でも仕事でなくても

3年くらい前のある日の夜。
部屋で自分のフライヤーを手書きで書いてた。
路上ライブで足を止めてくれた人へ手渡す用のフライヤー。

その頃はフライヤーを業者さんに頼んで印刷してもらう数千円も出せなかったので、カラー画用紙を買ってきてその紙に家のコピー機で白黒印刷してた。

今考えればよくやってたなぁと思うけど当時は苦しいとか嫌だとか全然なかった。
やれる範囲のことを探してやってた感じ。

それをやってる私を見た母が、「遅くまでお仕事お疲れ〜」って声掛けてきたの。
「好きでやってるしこれで稼げてもないから仕事じゃないよ〜」って作業しながら無意識に返事したら「それが仕事だよ」と言われた。

その一言がすごく印象的で、たまに思い出す。

その頃は、大赤字の音楽活動が当たり前、好きなことやってるからむしろ贅沢な趣味。
借金してCDつくってももちろんぽんぽん手に取って貰える訳でもないし。
自分が作りたくて作ったものも届けられなければダンボールの中で眠ってるしかない作品たち。

あれから何年かたった今、路上ライブ、ライブ会場、そして配信で1人2人と繋がってくれた方々のおかげで1stアルバムは完売、昨年2ndアルバム制作、現在3rdアルバムを進めることができている。
本当に凄いこと、感謝…。

作ったものを手に取って貰うことで次の作品へと繋がっていく。

でもね、大赤字で音楽活動をしていた頃と今、私自身は何も変わらない。やりたいことも実際にやってることも熱量も考え方も。

やってることが仕事なのか仕事じゃないのか、どっちでもやることは変わらないのかも。

やれることの幅は変わることはあれど、その都度やれる範囲でやれることを探す。

そうやって生きてきたし、これからも多分そう。

次いつまた手書きのフライヤーを家で白黒印刷し出すか分からない。

そういう世界を自分で選んだのでどんな状況も楽しんでやろうと思ってますぜ。