12.23単独公演 “碧に溶ける”

今日でちょうど1週間。
やりきった感はあれど思ったより抜け殻になってない。

2021.11.04「約束ない子、このゆびとまれ」公演で集まった光が元の場所へと戻っていくまでの物語を歌いました。

「碧に溶ける」

会場は横浜ミントホール。
初めての場所だったけど、演者の想いを一緒に大事にして叶えようとしてくれる人たちのいる最高の場所でした。
この場所で開催できて良かった。

開場から開演までの1時間、なるくんの生演奏。
途中ヌビアさんもチェロで入る。
直前に決まったこの贅沢演出、客席で堪能したかった。

はじまりはなるくん作のピアノインスト「new moon begins」
それから言葉が入って、
「音のない涙と空」
「空っぽ」
「これが運命に似た感情ならば」

なるくんのピアノと歌った最初のセクション。
この日は新月の夜。大きなエネルギーが動く時。
このセクションに音も光も新月演出を散りばめた。

inner filamentsさん。

前公演に続き今回も光をつくってくれた照明チーム。
表現したかった色や演出を今年も叶えてくれました。
光の演出は、私がやりたかったものや提案してもらったものが合わさって完成。
こんな風にひとつの公演一緒につくっていくことがたまらなく楽しい。

想いにはいろんな形のものがあるけど、このセクションでは「形になりきらなかった想い」を乗せた言葉たちを歌いました。
なるくんのピアノはそういう言葉たちをどこまでも包み込んでくれる、本当に。

ピアノ、白石なるくん。

付き合いも長くなったなるくん。
出逢い方はあんな感じだったけど、今でもこうして一緒に演奏してくれていることが嬉しい。
音楽の楽しさ、音に乗せて自由に歌う幸せを教え続けてくれた人。

今回のワンマンではなるくんアレンジの「これが運命に似た感情ならば」初出し。
アレンジ後にこの曲を「こわかった」って言ってた。
それが私にとってやけに褒め言葉で嬉しかった。

國分勇さん作のギターインスト「dark」からはじめる二つ目のセクション。
小林真也さんのドラムも加わって「私もその一人」「命ある証拠」。
自分の奥深い場所にあって、でも自分を突き動かす強い存在「心の中に持っておきたい想い」を歌いました。

ギター、國分勇さん。

私に0からギターを教えてくれた人であり、これまでの作品にもエンジニアさんとしてたくさん力を借りています。
いやもうちょっと言葉選んでください!!!ってくらいストレートにものを言うし、全然褒めてもくれないけど國分さんの持つ音楽への愛は凄まじい。
繊細で突き詰めた先の音。
一生かけても國分さんのようにはきっとなれないけど、それでも追いかけたい。
そんな存在。

ドラム、小林真也さん。

超級スーパーマン。
昨年の公演から裏で半端ないサポートをしてくれています。
昨年も今年もしんやさんなしでは開催できてないと思う。
今進撃の巨人観てるから度々耳にする「○○さんはひとりで兵士100人分の兵力」ってやつ聞くたびにしんやさんじゃんって思ってる。
そして、こんなに力を借りてるのは私なのに「挑戦させてくれてありがとうございます!」って言葉をくれる。
ワンマンで演奏参加してくれたのは初めて。

ベースレスであるがために音作りの部分で國分さんもしんやさんもたくさん試行錯誤してくれた。
バンドでもなく、個々でもでもなく。
3人が持ち寄って鳴らした音に強さを感じながら歌ってた。

編成変わらず三つ目のセクションへ。
合間の二人のMC面白かったな。(笑)

「あの日願ったのは」
冬の歌、詩央里のクリスマスソング。
この日用のロングバージョン。
聴く人の心の中にある、今年の記憶が思い返されるような時間になっていたらいいなぁ。

なるくんとヌビアさんがステージに戻る。

チェロ、ヌビアさん。

魂が喜ぶような音を鳴らしてくれる。
当日その場で生まれるハーモニーも多くて、ステージの上でそれを全身で感じながら歌ってる。
あんなに素晴らしい演奏で痺れさせてくれる上にあのキャラクター。
リハーサルだろうと本番数分前であろうとヌビアさんがいれば現場は一気に楽しい空気感になる。
そして、声がどこまでも通るよね。マイク持ってても勝てん。
今回は当日の無茶振り、影ナレも快く引き受けてくれました★

カメラ向けるとどんな時でも何かしてくれるサービス精神。

「breathing」
「何度も出逢いたい」

「何度も出逢いたい」後半でマイクを外して歌ったのは、今年5月静岡でのツアーファイナルの片鱗を入れ込みたかったから。
曲は歌うたびにその場の経験を重ね成長していくものだけど私は今まだこの曲はあの日にある。
それを入れ込みたかった。
多分静岡でのツアーファイナルに居てくれた方の多くは同じ光景を思い出したんじゃないかなぁ。
どうだったかなぁ。

しんやさんが再びステージに戻って「ただ在るだけ」

この曲ができた頃、自分が世界に言いたいことはこの曲が全てだった。
生きる時間に比例して言いたいことも少しずつ変わっていくもので、どう変化していくのか楽しみにもしてたけど、この曲はもしかしたらずっと変わらないかもって最近思ってる。

ここまでが「言葉にしたい想い」のセクションでした。

國分さんもステージに戻り、全員揃う。

「碧に溶ける」
タイトル曲で初披露曲。

前回の公演での初披露曲は「このゆびとまれ」
今見返すと、出来立てほやほやで真っ白な感じ。
新曲だから真っ白な状態でむしろいいんだけど、今回は歌い込んだ上で色も少し入った状態で初出しにしたかった。

制作期間は長めに2ヶ月向き合った。
國分さんとの共作曲。
歌詞やメロは私、コードアレンジや構成のアイディアは國分さんアイディアが多い。
今までにない新しい感じにしたかった。
いつもの自分だったらこういくよなぁっていうメロとは別のメロを探してみたり。

結果、自分にとって今までにない感じにできた。
それぞれの場所へ帰っていくその道を照らすBGMの役目を果たせる曲になったと思う。

でも今まで詩央里の曲を好きでいてくれた方々にどう聴こえるか、好きになってもらえるかとっても不安だった。
自分の為に曲書いてるとか言いながら、好きになってもらえるか不安とか矛盾してるねぇ。
終演後、「碧に溶ける」が好きだったと声を沢山貰って嬉しかったしホッとした。

これまでのセクションで歌った唄に乗せた色んな形の想いをこの曲に全部乗せて歌った当日。

全員の音が・・・・・・
混ざった!!!!!!!!!
お互いの色をしっかり残しながら、それでいて5人でひとつの色をつくれたと思う。

リハーサルでも念入りに確認してきた。
それぞれバックグランドも違って好きな音楽も違う人たち、みんなプロだと言えど混ぜればいいものができるってわけでもない。
神経を研ぎ澄ませてそれぞれの役割を考えてくれた。

みんな愛を持って沢山助けてくれてるから成り立ってるけど、どんなに凄いミュージシャンと一緒に演奏する時でも本当の意味でバンマスとして自分が先頭に立つ未来、諦めたくないな。

最終章としての物語はここまで。

アンコール貰って再びステージへ。
弾き語りで歌う。

「移ろい」
数日前にできた新曲。
今書きたかったこと。今残しておきたかったこと。
ここまでストレートな曲は久々だったな。

「いまの夢」
外せなかったなぁ。
心ぐっと込めて歌った。

最後に「このゆびとまれ」
途中からみんなもステージ戻ってきて全員で演奏。
最高に楽しかった。

リハから感極まってたけど、本番の最後の最後で堪えきれず涙。

この日、ステージから見える景色が今までにみたことないものだった。

来場してくれた方と配信で観てくれた方、合わせて100名様を初めて越えた。

ライブに来て欲しいと言うだけじゃなくてまずは自分からライブを観てもらいに、作品を届けに足を運ぼうと場所はどこだとしても走りまくった一年。
それに応えるように今この場所に居てくれてることが心から嬉しかった、涙が出た。

一人の人に観てもらうことの難しさと有難さはいつも身に染みて感じてる。
だからこそ、ひとりひとりが色んな場所から集まってこんな景色を見させてくれて幸せだった。

私からもそんな景色を見せれていたら嬉しいです。

「僕が僕で居られるのは君が照らしてくれたから」
そのまんますぎて歌えなかった。

エンドロールへ。

しんやさんが編集してくれた。
前日だったかに「もし万が一できればなんですけど、当日の映像も入れられたらみんな喜ぶと思うんです。」
もちろんできたらめちゃくちゃいいけど、しんやさんの当日のスケジュールは既にパンパン。当日撮影して編集する時間なんてある・・?って感じだったけど実現させてしまったハイパーしんやさん。
出番直前まで編集して完成させてくれました。

公演をつくるまでの道はとても長い。
つくりあげていく楽しさと同時に苦しさもある、そして最高に愛おしい時間です。

そんな雰囲気がエンドロールを通じて少しでも共有できていたら嬉しい。

さて、今回ついにオリジナル衣装でステージに立つ夢が叶いました。

これまで衣装も大事なライブ演出としてこだわってきたけど、今年一年は全ライブで力を入れた。
その場の空気、その日の雰囲気、感じる音、聞こえた言葉、そして衣装。
色んなものが結びついて観る人の記憶に残るように。
また思い出して貰えるように。

飛びつくも勝つことが出来なかったオリジナル衣装制作権獲得SHOWROOMイベント。
諦めきれず自分で連絡を取った。
bonheur ∞ infiniさん代表のrieさんはその連絡を喜んで受け入れてくれた。

rieさんに話した公演コンセプト、叶えたいこと、今目の前にある夢、それらが衣装に反映されていく。
その過程が愛おしすぎた。
最初は自分の衣装のみだったけど、打ち合わせを進めていくうちに演奏者全員の衣装もお願いしたくなってしまった。
さらに自分用の最後の衣装も。
強欲の魔女炸裂・・・・・・・。

本番3ヶ月前にしてさらに5着追加という無茶振りにも程があるって自分でも思ってたけど、最初から最後までrieさんの衣装でステージ立ちたいって想いも強くてそのまま伝えた。
伝えるの震えたなぁ・・・・

そして、それも全部叶えてくれた。

本番も神戸から駆けつけてくれて、演者と同じ時間に会場入りして全衣装にアイロンがけして準備万端な状態をつくってくれた。

公演後に貰った言葉も宝物。
心から尊敬するrieさんに衣装をつくってもらえて幸せでした。

またrieさんに制作をお願いする日を夢見て進む!

そして、昨年に続き駆けつけてくれたヘアメイクあん理さん。

演奏者全員のヘアメイクを担当してくれました。
ひとりひとり丁寧につくり込んでくれる。
ヘアメイク以外の部分でも沢山助けてくれる優しさと、居てくれるだけであの絶大な安心感。本当に凄い。
今回はアシスタントさんも一緒に駆けつけてくれててまたこの方もまたあったかくて嬉しかった。

衣装も事前に共有させて貰っていて、そこに合わせてヘアメイク案を考えてくれた。
ヘアメイクに関しては私から指定してるものってほとんどなくて、あん理さんアイディアをいつも楽しみにさせて貰ってる。
本編でのヘッドアクセは衣装についてるレースとグラデーションになるように準備してくれてた。

一緒につくってる感じ、嬉しい。

スエヨシリョウタさん。

この日を写真に残してくれたカメラマン。
かをりん企画でご一緒してくれてて、動画のように切り取って残す写真に一目惚れして今回お声がけさせて貰った。
色んな視点から当日の高揚を思い出させるような写真を撮ってくれました。
最高!!!

この公演を終えて、自分が最終的にやりたいことってこれだと思った。
やりたいことやれてるって幸せね。
その為ならなんだってできるよね。
現時点から遠くの方に見える大きな夢、それはつまり今日の夢の集合体。
今日の夢を叶え、明日の夢を叶え、叶えたものたちがあの日見てた大きな夢になる。
だから、いつかは今日のこと。

今回、12.23にリリースした4thアルバム「Lighting in the dark」

もう聴いて貰えたかな。
今回のワンマンはレコ発ライブではなかったけど、どっちも今の自分がつくる作品としてリンクさせてる部分も多い。

これまで作ってきたアルバム全ての共通して大事にしてきたものを一旦置いて、たくさんの挑戦を入れ込んだ。
過去の作品もどれも胸を張って最高だと言えるものをつくってきた。
過去を越えるとか越えないとかそんなん作品に対して使う言葉としては間違ってるんだけど、これで生きていくなら過去の自分は常に越えていかないと生きていけない。

今の私がつくる、最高傑作です。
何度でも聴いてほしいです。

今回もたくさんの人の力を借りて完成しました。
この作品についてはまた後日書きたいな。

2022年ももう終わる。
一年を通じてこの濃度、初めて。
激動の2022年“碧に溶ける”でしめれたことが嬉しい。

お花、すんごすぎです。ありがとう。

2023年も貴方に逢いにいく!ぞ!

2022.12.30 詩央里