作詞：詩央里 / 作由：白石なる
ただ在るだけ
何もかも意味を持たない世界
ここはきっとそういう場所
だからこそ尊くて美しい…はずの世界
私が今ここに在る理由は今日の私がつける
ポロボロでもがき苦しむ姿を見た
人間によってつくられた痛みと苦しみ
殴り書きの言葉の数々
自分が人間であることがひどく悲しい
なんて考えてしまうのはやめにしようとしたんだった
もし生まれ変わるなら植物になりたい
晴れた日も雨の日も変わらず行き着いた土の上に生きる
過ぎゆく人を眺め、空を眺め、理由などつくらずただその場で生きる
綺麗な花を咲かせることもないただ一色の緑になる
その姿で果たせなかったあなたとの約束を届ける
あの日、あなたの音のない涙
それに気付けなかったことだけが今でも気にかかっている
私が生きた東京の街
壊したくないもの
大事なもの
あなたから貰った愛が詰まったこの街
夢を抱きこの場所へやって来た、という人がこの場所は息苦しいと去っていった
ここは心無い人ばかりだ、と言葉をこの場所に吐いて捨てていった
その言葉自体が心無いものに思えたが何も言わなかった
今こそ選りたい
嵐が恵の雨
砂漠が母なる大地
人に踏まれるが運命
今日行き着いたこの場所が私の生きる場所